情熱のスペインと哀愁のポルトガル周遊　10日間

Spain・・・

　　　　　　　　　　　　　☆☆☆　　スペインの風に吹かれて　　その五　　☆☆☆あああああああ

2012/10/8～17

モーニングコール６：３０　朝食７：００　荷物出し７：４５　出発８：３０

バスに、スーツケースと手荷物を預けて、
ショルダーバッグだけ持って、アルハンブラ宮殿へ出発。
アルハンブラ宮殿の駐車場の隣のホテルって言っても、
歩けばやはり、15分くらいはかかります。
同じホテルに泊まってる、ツアーも同じ方向を向いて、
道路を歩きますので、車に気をつけて、また穴ぼこにも気をつけて、
歩いていきます。
団体の入る入場門と、個人の入る入場門が違うらしく、
中へ入ってからも、また10分くらい歩きました。
もらった入場券は、ここを出るまでは、失わないように、
そしてすぐ出せるところへしまって下さいと言われる。
中へ入っても、入場券を見せなきゃいけないところが、三か所もあるらしい。
紙でできていますが、金でできていると思って下さいと現地ガイドさんに言われる。
大事にしすぎると、すぐ出せないし、ポケットだと落としそうだし・・・

アルハンブラ宮殿はなんしか、広い。
いまどこを歩いているのか、ふっとわからなくなる。
アルハンブラ宮殿には、王宮、城塞、カルロス5世宮殿、
ヘネラリーフェ離宮（夏の離宮）があってアルハンブラ宮殿です。
夏の離宮は水の離宮とも呼ばれていて、
アルハンブラの思い出なんかによく出てくる噴水のある宮殿です。
アルハンブラとは、アラビア語の「赤い城」という意味。
宮殿の壁が赤い漆喰で塗られていたかららしい。

外観はとても質素なのだけど、王宮の内部は豪華絢爛。
きらびやかな装飾がもうこれでもかとあって、各部屋が
パティオを取り囲んで、水と光と花々にあふれています。
ここはグラナダ王国として、260年栄えたそうです。
まあこの宮殿を見たら、栄華を極めたということはよくわかります。
15世紀末に、キリスト教国に滅ぼされます。
コルドバでも、そんな話を聞きました。
しかし、あまりにも美しい宮殿だったので、破壊は免れました。
その後に増築は、繰り返されましたけれど・・・

14世紀に建てられたアルハンブラ宮殿の中の王宮は、
歴代21人の王が4人の正妻や側室たちと生活を共にしていたところ。
閉ざされた楽園と呼ばれていたらしい。
アラヤネスの中庭は池の水が地面すれすれまであり、
水鏡となっています。人があふれていて上手く撮れなかったけど・・・
入口で入場制限をしていたけれど、それでもたくさんの人。
池の両側の建物には4つに部屋があり、王と四人の正妻の部屋になっている。
アラヤネスとは池の両側に植えられている天人花のこと。あちこち毟ったあとがあったけど、毟らないでと言われる。
あとでガイドさんが、庭に咲いてる天人花を、
ちぎって、匂いを嗅がせてくれました。

ライオンのパティオがいちばん有名な中庭で、
124本の大理石の列柱が立ち並ぶ回廊に囲まれています。
12頭のライオンが、雪花石膏の水盤を支え、シエラネバダの峰からの、
水が噴水となり湧き出ています。
一時には一頭のライオンから、二時には二頭のライオンから、
水が流れ、水時計の役割をはたしていたらしい。

ここは王の寵愛を受けた女性たちのハーレムで、
大理石柱の上部に施された透かし彫りは、レースみたいで、ため息が出ます。
ライオンのパティオの周りは「諸王の間」「二姉妹の間」
「アベンセラヘスの間」がありますが、
わたしは「二姉妹の間」の装飾は特にすてきだと思いました。
きっと、いちばん愛されていた人の部屋じゃないかしら？
二姉妹と言っても、この部屋に二人住んでいたわけではありません。
部屋の真ん中にあるふたつの大理石のことらしいです。
八角形の天井に蜂の巣のように鍾乳石飾り（モカラベ）が
天窓からさす光を受けてきらきら輝くさまは息を飲むほどです。
わたしのカメラでは上手く撮れていません。

「アベンセラヘスの間」の
アセンベラヘス家は王様の忠実な騎士団だったようです。
8000個以上の寄木細工を使った、
星形の天井が、素晴らしいのですが、
ここでライバル（？）の讒言によって、
アベンセラヘス家の騎士36人の首が切られたらしい。
オセロのこともあるし、王様っていうのは、疑り深いのかもしれない。
なんかこんな美しいところで・・・人間ってわからない。

イスラム教徒は、床にじかに座ったり、寝転んだりしますので、
視点が低く、西洋の人たちは、椅子に座っているので、視点が高いらしい。
ここでは視点を低くして見るのが正しいらしい。
寝転んでいると、やはり天井に目が行きますものね。
だからあんなに天井や天窓に、こだわっているんだと思いました。
カメラも低いところから撮るのが、いいのですが、
何しか人がいっぱいで、しゃがんで撮るなんてできない。
まだ背伸びして、人の頭越しに撮らなきゃいけなかった。残念。

写真はクリックすると大きくなります。

午前中のアルハンブラ宮殿の観光は終わり、
バスに乗って、グラナダの陶器とか寄木細工のお店へいく。
いろいろ説明があって、20分の自由時間。
わたしは寄木細工の、手仕事をちょっと見ていたので、
ちょっと時間が足りませんでした。
もうちょっと時間が欲しかったな。
そしたら、寄木細工をじっくり選べたのに・・・
でも、小さな寄木細工の六角形の箱と本当は、
グラナダの石榴の模様の陶器が欲しかったのですが、
主人が石榴の絵が下手すぎるというので、
買えなくなってしまいました。
ああいうものは勢いで買うものだから・・・と思う。
ケチをつけられたら、絶対買えないわ。
代りに主人が見つけたのは、スペインらしい絵の小皿でした。
まあ、こんなのはスペインのどこへ行っても売っていそうな物でした。
時間がないので、その小皿、二つ買いました。
いまは、主人の肴を入れて出してやります。
派手すぎて、何を入れても、お皿に負けてしまいます。

そしてランチ。
珍しく、午後1時前にレストランに。
そうしたら、レストランの用意がまだできてなくて、
一時過ぎに、来てくださいと（＞＜）
そこで、近所をうろつくことになったのですが、
皆さまは、チョコレートの店とか雑貨屋さんなんかに行かれたそうです。
わたしたちは、三軒向こうの教会へ行きました。
結婚式が終わったらしく、あのじゃらじゃらをつけたオープンカーの、
横で新郎新婦と親戚縁者が談笑していました。
で、わたしたちは教会へ
小さな教会と思っていましたのに、中はすごかったです。
なかなかのものを、おまけの時間に見せてもらいました。
いちおう、よそ者ですから、端っこの席に座らせてもらいました。

グラナダの街

ランチの店

ランチはメルルーサの詰め物。
前は日本でもよく売っていたのに、今は売ってないね。
なんて話しながら、白身魚おいしくいただきました。

さて、またバスに乗ってミハスまで。
約170㎞。約3時間です。
わたしたちは、半袖のTシャツを、たくさん持って行ったので、
助かりましたけど、ほかの人たちは、寒い方に考えたらしく、
半袖を一枚くらいしかもっていなかったと、いうことで、
あちこちで半袖のTシャツを買ってはりました。
今まで気がつかなかったけれど、バスの中で気がついた。
遅いって言われたけれど、着る物を買うなんて思わなかったもの。

でも、ミハスへ行ったら、そうはいかないと思って、
わたしは今日は下はタンクトップ、そして半袖のブラウスを着ていました。
もしもように、カーディガンを手荷物にしたけれど、杞憂でした。
手荷物としていつも折り畳み傘と、上着、薬、お茶。
お茶は、助かりました。いつでもどこでも水は売っているとは限らないし、
みんなが頼んで、運転手さんが、バスに用意してくれることになったけど、

一回だけトイレ休憩があって、ミハスに到着。
白い村ミハス。
ここでも、現地ガイドがいなくて、地図をもらって、
勝手に街をぶらぶらと歩いてくださいと言われる。
出発も集合も、この駐車場ですから、間違わないようにと言われ、
みなさん、それぞれの行きたいところへばらばらと

わたしたちは、まず一番遠い展望台まで
行ってみようということになりました。
そこから、また駐車場の方へあっちこっち覗きながら降りてこようと。
この街も、坂の街です。
足の悪い人とか、そんなに歩けないわっていう人には、ロバタクシーが、あるそうです。
街の中心は憲法広場って、覚えておく。

展望台から見る地中海は、美しい。
どう撮っても、美しいから、何枚も撮りたくなる。
もう、ここに座って、ずーっと眺めていたい感じ。
ふと見ると、主人が鼻をかんでいるので、
ついに、喉から鼻へきましたか。
ティッシュがなくなったというので、
わたしの持っているティッシュを、全部渡す。

展望台から降りてきて、アマポーラっていうお店でバッグ止めとストラップを買う。
このお店はアンダルシア地方に咲いている野の花を、
押し花にして、いろんなものに加工している。
アンダルシアは乾燥しているので、押し花にしても、
色が褪せないらしい。
いろんな美しい花があるので、迷ってしまいましたが、
ここの空を映しているような青の花が入ったものを買いました。
名前を聞くと、青がロべりアで、紫がバーベナ。
そしてこの地方の名産である刺繍のついた小さな袋に入った、
オリーブ石鹸を畑の人たちに、買いました。
ホッとしてオープンカフェでコーヒーをいただきながら、
通りを歩く人たちを、眺めていました。
うちのツアーの人も、何人か通りました。
そして絵はがきに、よく使われる小さなサン・セバスチャン教会をみて、
ぶらぶらと駐車場へ降りて行きました。
ミハス名物のハチミツがけの甘いアーモンドを買いました。
バスで食べられないのに、どうするんだと言われましたが、
家に帰ってから食べるもんね。
実際は、そのアーモンド、彼の酒の肴になったのでした。

ここからまたバスでセビリアまで約230㎞、約4時間なので、
添乗員さんに、余分にティッシュを持っていないかと聞いて、
一ついただきました。もちろん、ホテルで返しましたけど・・・

２０：００頃ホテル到着。

鍵をもらい、荷物を置いて、すぐロビー集合。ホテルで夕食。
夕食を食べ終わると、すぐにお風呂に入り、彼はそのまま寝てしまいました。
おでこに手を当てると、ちょっと熱があるかなって感じです。
わたしの手が、冷たいのかもしれないけれど・・・
いや、熱はないというけど、咳が出てきたので、浅田飴を、一回に二三粒飲みなさいと命令した。
馬鹿にしていたけれど、浅田飴二缶持ってきておいてよかったじゃない。
もってきたマスクとティッシュは全部手荷物にいれる。
なんしか、リスボンへ到着すれば、何とかなると思うけど・・・
こんなところで置いていかれてはね。

いろんなおみやげを、壊れないよう、プチプチで包み、タオルとかTシャツのの間に突っ込んで、
明日着る服を用意して、お風呂に入り、ベッドへ。
きょうはまだ、楽な日だったかもしれない。

モーニングコール６：３０　荷物出し８：００部屋の外　朝食７：００　出発８：４０